『Come Rain Or Come Shine」降っても晴れても…23年間
元気な日もそうでない日も…お金が有っても無くても…
私に勇気と夢を与え続けて下さったお客様そして出演者の皆様方には言葉では言い表せないほど感謝しております。
Ami’sBarの由来。映画『ベニーグッドマン物語』ジャズ黄金時代の物語。ヴィブラフォーン奏者の第一人者ライオネルハンプトン氏がコック役で登場。一人でカクテルから料理まで何でも作り店を切り盛りしている。ある日そこに憧れの有名なバンド ベニーグッドマン楽団が立ち寄る。慌てて彼はタキシードに早変わりしてキッチンからヴィブラフォーンを持ち出し弾き始める。そのグッドマン楽団に売り込むシーンが強烈でいつかこの様な店を持ちたいと思うようになりました。
『いつの日か夢は叶う』と信じて少しずつ貯金もしました。その日から約20年後に夢が叶いなんと1995年春に銀座のど真ん中に『Ami’sBar』をオープンする事になったのです。開店祝いにはライオネルハンプトン楽団のピアニスト私の師匠エルマーギル氏連夜出演。そして私の神様MJQで有名なヴィブラフォーン奏者ミルトジャクソン氏にもお祝にたっぷり弾いて頂きました。
それから今日まで北海道から九州そして海外からも沢山のお客様の暖かいご支援とミュージシャンの熱い演奏で連夜華やかなライブを継続することが出来ました。オリンピック開催2020年を目標に何とか継続して25周年を迎えるつもりでおりましたが、この春ウオーキング中に転んで右肘骨折救急車で運ばれ手術を受け入院にリハビリ。なんと店を3ヶ月休むアクシデントに見舞われました。人生で初めて自分の意志ではない不可抗力で立ち止まり正直落ち込みましたが、これからどうやってジャズと一緒に踊る人生を継続するか悩み考える事が出来ました。
そして私の中でもう一つ温めてきた夢『地元にジャズの新たな発信地を作りたい』と言う夢に今こそチャレンジする時だと決心致しました。
23年間銀座Ami’sBarを愛して下さった皆様には心より感謝しております。24年目からは新年号と共に地元大泉学園にて新たなるチャレンジをスタートさせて参りますので何卒ご支援賜りますよう心よりお願い申し上げます。改めて新店舗開店のお知らせはさせて頂きます。
銀座での営業は12月21日(金)が最終日になります。残り3ヶ月出演者、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。ボトルキープして頂いておりますお客様にはボトルは新店舗には移動しませんので、お早目に飲みにご来店頂けますようお願い申し上げます。
2018年9月吉日 Ami’sBar 阿見紀代子